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ローマでオススメの観光スポット
ローマは世界で最も古く、そして最も素晴らしい都市のひとつとして知られています。
ローマの歴史は2500年以上に及び、創設されてから、権力、政治、文化、開発などの中心地でした。
ことわざでも「ローマは1日にしてならず」や「全ての道はローマに通ず」と知られている通り、ローマがどれほど壮大な場所であるか物語っています。
街の創造は伝説や神話などが織り交ぜられており、どのように建てられたかについては様々な説があります。
古代ローマはイタリア半島を中心に都市国家が始まり、領土を拡大して地中海の全域を支配するローマ帝国へと繁栄していきました。
時とともに、様々な宮殿や宗教施設が建設され、今でも数々の美しい観光名所として残されており、輝かしい歴史の一端を感じ取ることができます。
ヨーロッパの中でもローマは常に人気の観光地として選ばれています。コロッセオやバチカンなど美しい観光スポットが数多くあるため、その理由も納得です。
イタリアのローマでオススメの観光名所を見ていきましょう。
1. コロッセオ
世界的に有名なランドマークであるコロッセオは、ローマ旅行で必ず訪れたい場所の一つです。
コロッセオは、フラウィウス円形競技場としても知られ、紀元70年に工事が始まり80年に建設が完成されたとされています。約4万から~6万人または8万人もの観客が収容できたと推定されます。
建物内では、模擬海戦や剣闘士の試合、その他様々な娯楽の開催に使用され、ローマ皇帝も度々出席するほど栄えた場所でした。
コロッセオへのアクセスは簡単で、ローマ主要のテルミニ駅から地下鉄B線でたった2駅です。およそ2kmの距離なので、地図を見て道順がわかれば歩くこともできます。
地下鉄の駅もコロッセオのすぐそばにあります。
コロッセオは外周の位置によって見え方も変わりますし、夜はライトアップもするので、いつどこから見ても楽しめます。
壮大さと美しさに魅了されること間違いありません。
入場料12ユーロでコロッセオ内を見学することもできます。
2. サン・ピエトロ広場
ローマの市内には、世界で一番小さな国としても知られるバチカン市国が存在しています。
バチカン市内の正面に位置する広場は、円形をしていて連なった巨大なドーリア式の円柱で囲まれています。
柱の上には、様々な宗教像や、これまでの法王の像が設置されており、広場の中央にはまるで古代エジプトを連想させるオベリスクがそびえ立っています。
広場の先にはサン・ピエトロ大聖堂があり、その前には教皇の儀式用の椅子が設置されています。
聖地となるバチカン市内で美しい広場の光景を堪能できます。
ぜひ、ローマ旅行にきたら、サン・ピエトロ広場を訪れましょう。
3. サン・ピエトロ大聖堂
サン・ピエトロ大聖堂は、カトリックの総本山で、世界で重要な宗教施設の一つです。
サン・ピエトロ広場の遠端にはバシリカがあり、使徒とイエス像が装飾され、正面玄関も美しくデザインされています。
神聖で美しい建築と装飾で作られた大聖堂の内部は、装飾とディティールの繊細さに驚かされることでしょう。
日中の特定の場所で、窓から差し込む太陽光が美しい光芒を作り出し、光が降り注ぐ様子にも感動させられるでしょう。
ミケランジェロとベルニーニがデザインに貢献し、巨大なドームや見事な彫刻の数々を楽しめます。
ドームの頂上に登れは、上部からサン・ピエトロ広場が眺められます。
4. パンテオン
パンテオンは、古代ローマの建築物の中で最も保存状態がよく、ローマの中で有名な建物の一つです。
もともとは、様々なローマの神を奉る神殿として建てられたのが始まりと言われています。
紀元前25年頃に初代ローマ皇帝のアウグストゥスの側近だったアグリッパによって建造されました。
建物の正面には、巨大なコリント式の柱が並ぶ長方形のポーチと、三角形をしたペディメントにはラテン語で「M・AGRIPPA・L・F・COS・TERTIVM・FECIT」と、アグリッパが創設したことが記されています。
しかし、建設80年後に火事で消失したため、128年にローマ帝国14代皇帝のハドリアヌスの指示により再建されたと言われています。
内部は円形をしていて、ドーム状になっており、上部には9メートルの穴が空いています。
美しい神殿は、建設されてから、2000年たった今でも多くの人々を魅了し続けています。
5. トレヴィの泉
豪華に装飾された彫刻のあるトレヴィの泉（トレビの泉）の噴水はローマの人気スポットのうちの一つです。1762年にニコラサルヴィによって建設されました。
『トレビ』の由来は、泉の広場前に３本の道が集まることから来ていて、イタリア語で数字の３を意味する『トレ』と道を意味する『ビア』が語源と言われています。
ローマの神オセアノスに敬意を表しており、彫刻の細部は非常に素晴らしく、全体のファザード（外観）と噴水の美しさは、いつまでも見とれてしまう芸術作品です。
日中に見ても美しいですが、夜はライトアップされて、一気にロマンチックな雰囲気になります。
後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると硬貨の枚数ごとに願いが叶うと言われていて、訪れた多くの方々がコインを投げ入れています。
噴水を背に、右手で左の肩越しにコインを投げ入れるそうです。
コイン１枚は、ローマへ再び来ること、２枚は大切な人との永遠、３枚は恋人や結婚相手との別れが叶うとされています。
6. スペイン階段
135段の階段からなるスペイン階段は、スペイン広場とトリニタデイモンティ広場の間に位置しています。1725年にこの場所に建てられました。
名作として知られている映画『ローマの休日』のロケ地としても有名です。
映画のワンシーンのように階段でジェラートを食べてみたいですが、今は禁じられていますので注意しましょう。
階段を上った先には、おおきな十字架のオベリスクと石に刻まれた多くの碑文が見え、最上部にはトリニタ・ディ・モンティ教会があります。
そして本来の階段の名前も正式名称は「トリニタ・ディ・モンティ階段」ですが、スペイン大使館が近くにあることから通称「スペイン階段」と呼ばれるようになったと言われています。
階段の下のスペイン広場には様々な高級ブランドなどのショップやカフェが立ち並んでいます。
▶︎ 日本語ガイド｜ローマ午前市内観光 コロッセオ＋真実の口入場＋スペイン広場＋トレヴィの泉
7. フォロロマーノ
世界遺産にも登録された、イタリアの中で重要な遺跡の一つであるフォロロマーのは、古代ローマ時代の政治や公共生活の中心地でした。
紀元前8世紀頃から建設されたとされる建物は西ローマ帝国の滅亡後、土の下に埋もれていました。
発掘調査により、現在でも複数残っており建築物やアーチ、建物の基礎や壁を見ることができます。東へ進むとすぐ隣にコロッセオが見えます。
チケットは、コロッセオとフォロロマーの共通入場チケットを購入することができます。遺跡を探索する際は、ゆっくり見学できるよう十分な時間を確保することをお勧めします。
▶︎ 待たずに入場コロッセオとフォロ・ロマーノ じっくり観光 午前ウォーキングツアー
8. システィーナ礼拝堂
バチカン美術館の見学の一部であるシステーナ礼拝堂は、世界で有名な宗教礼拝堂の一つです。
システーナ礼拝堂は、1400年代に広大に修復され、教皇の離宮が行われた場所です。ここで新たな法王が選ばれました。
ミケランジェロやボッティチェッリなどルネッサンスを代表する芸術家たちによって描かれた美しく圧倒されるほどの壁画、天井画を見ることができます。
また、『最後の審判』はミケランジェロの作品の中でも頂点であると言われています。
9. バチカン美術館
バチカン美術館には、これまでの様々なローマ教皇によって何世紀にも渡って集められたアートコレクションの数々が展示されています。
美術館には7万点を超える作品が収められています。
幾つかの異なるテーマでセクションが分類されており、古代から現代まで、様々な美術作品を鑑賞することができます。
注目すべき作品は、ラファエル作の「キリストの変容」やレオナルドダヴィンチ作の「聖ヒエロニムス」、古代ギリシャ時代の彫刻「ラオコーン像」、地図のギャラリー、「ラファエロの間」などがあります。
美術館の中は広く、見ごたえのある作品数も多いので、十分に時間を取って鑑賞することをお勧めします。
10. ナヴォーナ広場
ナヴォーナ広場は1世紀に作られた「ドミティアヌス競技場」が元になっている縦長の広場で、ローマで人気の観光名所の一つです。
パンテオンやトレヴィの泉とも近く、市内の中心部を散策しながら見て回ることができます。
広場の中央にはオベリスクを取り囲んだ美しい彫刻の「四大河の噴水」があります。
ナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川の４つの大河を擬人化した彫刻でジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって作られています。
