いつでも自由に移動したい時、第三者に会わず混雑を回避したい時にビジネスジェットは便利です。
移動で通常の飛行機を利用する際、どうしても手続きに時間がかかったり、待ち時間も長いです。空港では大勢の人が行き交うなか行動するので、プライバシーもないですし、置き引きなど犯罪被害や、衛生面でも神経質になりがちです。
今回は、無駄な時間をかけずに、安全でより快適に空の旅が楽しめるビジネスジェットについてご紹介します。
ビジネスジェットはプライベートジェットや自家用ジェットなどとも呼ばれている数人から数十人乗りの小型ジェットです。個人の都合や目的に合わせて利用することができます。
Contents
ジェット機利用のメリット
①時間を有効活用できる
・手荷物検査やセキュリテイチェックなどので、航空手続きがスムーズ
・目的地まで乗り継ぎなしでダイレクトにアクセスできます。
②柔軟なスケジュール設定
・スケジュールを自分の都合で設定できるので、待ち時間も抑えられます。
③安心且つ快適な空間
・プライバシーを確保できるので移動中の機内でもプライベートな空間で快適に作業に集中できます。
・充実した機内のサービスを受けられるのでリラックスしながらくつろげます。
④その他
『移動手段』としてだけでなく、フライトを『体験する』ことに重きを向ければ、プライベートな空間であることから、様々な活用方法があります。
例えば、商談の場として利用したり、パーティーやデート、食事会、記念日などのお祝い、プロポーズやウェディングなど特別な演出、撮影など、様々な用途でも利用できます。
ビジネスジェットを利用する3つの方法
① 購入する [自己所有・共同所有]
ビジネスジェット機のオーナーになることで、自由にビジネスジェットを利用することができます。
また、共同オーナーとして複数人で所有することも可能です。
パイロットの免許を取れば自分で操縦することができます。
機体の価格は小型機がおよそ5億円~、中型や大型機は20億円〜60億円程度です。中古でも入手可能です。
維持費には、燃料代、駐機代、保険、パイロットやアテンダンドなど乗務員の費用、定期点検・整備費用などがあります。
また、空港発着の際には空港使用料なども発生します。利用する空港によって少なくとも一週間前には申請などをして許可を得る必要があります。
利用回数が多い方や、企業で利用したい方などは、節税の対策、時間の有効活用、自由が効く、などのメリットで費用対効果を計算すれば購入メリットが見出せる方もいらっしゃるかと思います。
ただ、長期保有することで、型が古くなるため定期的な整備や買い替えなどが必要となることが予想されます。
中古マーケットも確立されているため、人気モデルであれば数年経過しても価値は下がりにくいと言われています。
長い目でも考えて保有することを検討しましょう。
<ビジネスジェットを販売している参考サイト>
https://www.japcon.co.jp/sale/
https://www.honda.co.jp/jet/contact-us/
https://www.stratosjets.com/why-stratos/pricing/
https://www.avbuyer.com/aircraft
② レンタル、リースする
一定期間利用したい場合や、購入検討中でいくつか試したい場合などは、ビジネスジェットをレンタル・リースすることができます。
数時間単位でレンタルしたり、数年間単位などでリースして保有することができます。
一定期間だけ使用したい場合は購入するよりも借りた方が手軽です。
免許を持っていれば自分で操縦することも可能ですし、パイロットや乗務員などを手配することもできます。
<ビジネスジェットをレンタルしている参考サイト>
https://www.stratosjets.com/why-stratos/pricing/
https://hoken-kyokasho.com/koukuki-lease-setuzei
③チャーターする
利用頻度が少なく、特別な時に利用したい方などは航空会社などが提供しているチャーターを利用する方法があります。
維持費や手続きなどのコストもないので気軽に利用することができます。
航空会社の提供するチャーター便でしたら、利用することでマイルを加算することができます。
<ビジネスジェットをチャーターできる参考サイト>
<利用形態の目安>
もし、ビジネスジェットを所有するかチャーターするか検討している場合、以下を参考にしましょう。
年間の利用時間が300時間を超える場合は自己所有しておいたほうが便利です。
例えば、東京からニューヨークまでの飛行で考えた場合、
飛行およそ時間は、行き13時時間、帰り14時間と考えると往復で27時間となり、年間往復で11回以上渡航する場合は自己所有することで費用対効果が見出せます。
複数人で分割所有する場合は、東京からニューヨークであれば、年間、2回〜11回程度往復する場合、費用に対するメリットが得られそうです。
ただ、利用する際のスケジュールを所有者同士で調整する必要があります。
もちろん、所有することで得られるメリットは、飛行時間と費用だけでは測れない、ステータスなどの目には見えない価値もあるかと思いますので、一つの目安として検討しましょう。
参照元:
https://www.jbaa.org/wp/wp-content/uploads/2016/12/BusinessAviation10.pdf
ビジネスジェットの種類
・小型機
席数1~7席/航続距離 約2,000km
・中型機
席数8~12席/航続距離 約6,000km
・大型機
席数8~19席/航続距離 約1万1,000km
メーカー
セスナ
サイテーション
ガルフストリーム
ボーイング
ボンバルディア Bombardier Global
エアバス
ダッソー
シーラス
エンブラエル
ピラタス
ホーカー・ビーチクラフト
ホンダ エアクラフト
リアジェット
など
<参照元>