民間人にも扉が開き始めた宇宙旅行。SFの世界が実現される期待が高まります。
宇宙産業の開発も進み、これから様々な宇宙旅行が体験できるようになってきます。限られた人数制限や、費用面ではまだ一般人向けとは言えませんが、開発が進むにつれて、手ごろに行ける日もそう遠くはありません。
今のうちに宇宙旅行について知って、色々と準備をしましょう。
宇宙旅行先
・宇宙空間
クラブツーリズムでは、ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙旅行を提案しています。
地球の大気圏を超えた宇宙空間で無重力を体験し、宇宙に広がる星の観光や地球を空から眺めることができます。
・出発地:米国ニューメキシコ州 宇宙港「スペースポートアメリカ」
・宇宙船:スペースシップ2
・全旅行期間:最短7日間(現地5泊)
4日前までに現地へ集合
3日間の事前トレーニングプログラムと専門医による健康診断
当日は二時間の宇宙旅行体験
・費用:一人、25万米ドル
・問い合わせ:https://www.club-t.com/fm/pub/space/toiawase_2
参考:https://www.club-t.com/space/
・国際宇宙ステーション、ISS
NASAより、2020年から民間人のISS滞在を受け入れを解放するという発表がありました。
民間飛行の滞在は最長30日、ISSを訪問できるのは年間12人までとなっています。
・月
地球から月までの距離は約 38 万 km(約 380,000km)です。
1972年に米航空宇宙局(NASA)のアポロ17号が月へ着陸して以来、誰も到達していないと言われています。2023年に宇宙開発会社スペースXが月の周回旅行を計画しています。
・火星
・地球からの距離:約2億3000万km
2012年に発表された火星移住計画は、約20万人の希望者の中から24名に候補者が絞られ、2025年に徐々に移住が開始されます。片道の切符のみで、火星へ行ったら残りの生涯は火星で過ごすことになります。もし、今後移動が自由になれば火星から地球に戻ったり、他の星へいくことができるかもしれませんが、今のところは火星へ行ったら地球へ戻ることはできません。
火星へはロケットで片道に約2年かかると言われています。宇宙で移動中に大量の放射線を浴びてしまう可能性もあります。火星では宇宙服なしで1分とも生存できないほど薄い大気で覆われています。
移住するとなった場合、補給面や、精神面でも宇宙での閉塞された居住スペースで長期間ストレスなしで過ごすには、まだ課題がありそうです。
アバターなど遠隔操作の開発が進めば、体の移動なしで意識を遠くへ転送することで、一般人もバーチャルの火星旅行が楽しめる日が来るかもしれません。
・その他の星
・フォボス(火星の衛星)
日本のJAXAは2015年に火星衛星探査計画を発表しています。2014年に探査機の打ち上げをし、2015年に火星圏へ到着し、探査のち2029年の地球帰還が想定されています。
・ダイモス(火星の衛星)
火星の衛星フォボスより小さく、外側を公転している小惑星です。
・木星
・地球からの距離:約7億5000万km
映画『2001年宇宙の旅』でも木星へ行くシーンがありますが、地球からの距離は火星の約3倍以上あります。
・金星
・地球からの距離:約1億5000万km
・土星
・地球からの距離:約15億km
太陽系の中で木星の次に大きい惑星
・タイタン(土星の衛星)
太陽系の中で2番目に大きい衛星で、土星の衛星です。地球以外の惑星で安定した液体の存在が確認されています。
[民間メーカー・宇宙船]
企業名 | 主な宇宙船 | 定員 | 備考 | URL |
スペースX; スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ | ドラゴン2 | 7 | 2020年7月 USCV-1 SpX-DM2の達成後、6人の乗員による有人ミッション予定 | https://www.spacex.com/ |
オービタル・サイエンシズ | オリオン | 4 | 2023年に乗員4名による月楕円軌道への有人飛行予定 | https://www.northropgrumman.com/ |
ブルーオリジン | ニュー・シェパード ブルー・ムーン | 6 | ニューシェパードで計画している弾道宇宙旅行は20~30万ドル | https://www.blueorigin.com/ |
参考サイト: